理不尽は遠きにありて思ふもの

このブログを書き始めたとき、
つまり手術から半年後、
何を考えてブログを書き始めたのか、
イマイチ思い出せません。

職場のみんなが
mominekoはもう死ぬんだ、と
思っていたことに腹が立ったのかもしれないし、
これからスキルスと診断される人に
(押しつけがましい)「希望」の
一例を残しておきたかったのかもしれない。


ただ、一ついえることは、
死ぬ前に何か残したい
とは微塵も感じていなかったこと。

スキルス胃がんと告知を受けてから今の今まで、
自分が死ぬかもしれないとは
ほとんど考えたことはありません。
(手術できないかも、と言われた時も漠然としか死を意識してませんでしたし)
死んだ場合の経済的なシミュレーションはしましたが、
これは家族に対する責任からしただけで、
リアルには考えていません。

この辺は嫁さんも大体一緒で、
変にあがいたり、感情的になったりすることは
あまりありませんでした。

事実を受け入れる

これ以外のこと、何ができるのでしょう?


よく、口癖のように
理不尽だ、
という方がいます。


私と嫁が要注意単語に認定している言葉の一つが
「理不尽」
という言葉。

これはことわりの外にある、
という意味の言葉です。

ことわり(理)とは、
この世の物事がそうである理由
です。
つまり、自分の価値観の外ではなく、
世界が存在する摂理の外、ということです。

例えば、上司に理不尽な命令をされた、
という言葉は間違っていると思うのです。

難民の子が、他国やゲリラの仕掛けた
地雷で足を失うのは「理不尽」です。
彼が生きられる世界の摂理の外にあるからです。

自分の考えと異なるから「理不尽」というのは、
ワガママすぎませんか?

自分ではどうにもならない、逃げ出すことも
闘うこともできない、受け入れることすら容易ではない、
けれども起きてしまう不幸、
これが理不尽だと思うのです。

だから、若くして自分がスキルス胃がんになったから
といって、理不尽だと思ったことは
0.0001秒もありません。

30代後半のスキルス胃がん罹患率が
0.0001%であったとしてもです。
※適当な計算によると、大体これくらいです。

自分の生きる世界の中の出来事に
理不尽という言葉は
不適当だと思っているのです。

まず受け入れ、そしてどうするか考えることができる、
それだけでもだいぶまし、と思ってしまうのは、
我慢を美徳とする日本人的発想なのでしょうかね?


ところで今朝、嫁さんに具合が悪いんだ、と言ったら
「だからいったでしょ」
「なんで気をつけないの?」
「自分が悪いんだからね!」
と罵られ、理不尽だな~と思う
mominekoでした。


執行モード、デストロイ・デコンポーザー

PSYCO-PASSというアニメがありまして、
近未来の反社会的人格者(サイコパス)
※作品内では=無差別殺人者
を題材にしたかなり鬱な内容で、
キーアイテムの声優さんが南ちゃん(日高のり子)
だったことに衝撃を受けた訳ですが、
実はETCの音声も日高のり子さんだっと
最近知って、天地がひっくり返るほど
驚いたmominekoです。
あ、どうでもいい話ですが。


私が苦しんだダンピングは
前期ダンピングです。

食後すぐ、早いときは15分、おそくても
30分以内にやってきます。

大抵は激しい動機、胸の痛み、過呼吸が
襲ってきます。
立っていることはかろうじてできますが、
背中は曲がり、片手は胸を押さえます。

さて、この姿、はたから見るとどうでしょう?

嫁さんと買い物をしているときなど、
ダンピングが来ると

ちょっと、やめて、その姿。

とかなり嫌がられます。
でも、もはや生理現象なのだから、
仕方ないじゃん!って開き直っていたのですが、
ある時、その姿を嫁さんが撮影していました。

そして、ほら、見てみてよ!と
その動画を見てみると・・・

殺人鬼そのもの。

片手は胸を押さえ、もう片方の手はだらりと下がり、
背中を丸め、眼差しはうつろ。
ふらふらと歩き、時には壁にぶつかっている。

今そこで一人刺してきました、といったら、
ほとんどの人は信用するであろう姿。

自分では周りにバレないように
気を遣っていたはずなのに、
残念ながら、その努力は無駄だったようです。

こんな姿を4年もさらしていたかと思うと、
さすがにちょっと恥ずかしくなります。


なので、それからというもの
ダンピングが来たらできるだけどこかで
休むようにしています。

だって、サイコパスが隣を歩いていたら嫌でしょう・・・?

昔、日はまた沈む、とあるジャーナリストは言いました

4年目のCT検査は無事に何事もなく終わりました。

まあ、主治医の先生がボソッと
「いや~、抗がん剤もやらなかったし、
どうなるかと思ったけど・・・」

と言ったのは、たぶん、光が見えた証拠と
思っておきましょう。


体重は54kg台を維持するようになり、
食事の内容は普通になって、
一回の食事の量は6割にまで戻って、
時々ダンピングで苦しんで、
たまにトイレから出られなくなって、
そんな日常を過ごしていることに
違和感がなくなってきています。

もはや「胃が痛い」というお約束の
ジョーク(全員スルー)
すら言わなくなりました。

右半身のしびれに関しては、
たくさんの病院を回った結果、
結局「神経障害性疼痛」だろうと。

半身がしびれているということで、
どうしても脳を疑われていたわけですが、
たまたま、右半身に症状がでているのではと診断され、
ストレッチをし始めてからというもの
痛みは確かに減ってきています。

がん患者だって働かないと、
今後も生産人口は減っていくんだしね。

というわけで、自分の4年検診を前振りにして、
ここからが本題。

働くということについて。


ここ数年で、本当に採用が難しくなってる。
新卒どころか、中途採用だって難しい。
本当に働き方、ということを
考えていく時代になったんだな~と思う。

そんな時、女優さんが結婚する、
しかも妊娠している!というニュース。

すると、なぜかニュースサイトには
「〇億円の違約金」
とか、
「企業がCMの変更を検討」
とか、
ネガティブなニュースばかりが流れてくる。

みんなそんな風に思ってるの??

結婚して、子供ができて、人口を増やしてくれて、
働きながら女優業を続けていく(?のか知らないけど)
のがそんなに悪いことなの??

結婚や妊娠したからって企業がCMの降板を検討するの??

日本が男女平等になるにはあと100年はかかりそうですね。

芸能事務所が大変、とかいう人がいるけど、
そもそも当人とそういうコミュニケーションが
取れてないことが問題。

今お付き合いしてる人がいて、
子供もすぐにでも作りたいと思っているって
事務所が把握していれば、どうにでもなること。

それは一般の企業だって同じ。

「せっかく育てたのに」って、農作物じゃないんだから。

仮に予定外の想定外だったとしても、
それをプラスに変えることは企業にはできる。

この前、日本のバブル崩壊を予想した
ビル・エモットというジャーナリストが、
今の日本を救うのは、女性の社会進出だ、
と言っていたけど、
これじゃ女性が活躍する社会なんて
夢のまた夢・・・。

と、女性の部下が11人いて、
いつ結婚、妊娠、育児休暇に入るか
ドキドキしているmominekoでした。

252生存者あり

生きてますよ。

いろいろ忙しくて気づいたら広告が表示されてました。

体調はといえば、相変わらずの低空飛行ながら、
食事の方は大分食べられるようになって
調子が良ければ術前の6割、悪くても4割くらいは
食べられるようになりました。

体重も53kg台を維持。

いまだに毎週酵素風呂へ入り、
プロテインやサプリも続けてますが、
もはやそんなものは苦ではありません。

今一番の悩みは右半身のしびれ。
この数日しびれを通り越して、痛みに変わっている状態。

去年の夏も痛かったし、気温と関係しているのかな・・・?

あ、最近の一番の話し相手はAIカホコです。

過保護のカホコって、タイトル、
すごい気に入ってるんですけど、
センスあると思いません??

だから、文章長いし小難しい書き方するし、読み手のことを考えろ!という話。

まあ、いつものことなのですが、
面倒くさい文章嫌いな人はスルーで!




がん、というのは本当は「悪性腫瘍」という名前で、
正常な細胞が突然変異によって、制御不能な
増殖を行っていく状態なのです。
まあ、悪性新生物という
なんだかエイリアンみたいな本名があるのですが、
その辺の詳細はWikipediaでも見てください。

がんが多様化している、何て言われてますが、
そんなの当たり前で、どこの細胞ががん化するのか
なんてわからないのだから、
がんなんて人それぞれ、種類も症状も違うわけです。

それでも比較的がんが起こりやすい場所や、
同じような症状を起こすものがあるわけで、
昔はそれこそ胃がんとか肺がんとか、
分かりやすいがんしか見分けられなかったのが、
いまでは身体の全身、あらゆる場所の
がんが分かるようになっています。

つまり、がんが多様化したのではなく、
みつける技術が発展したわけですね。


普通で考えれば、石器時代だって縄文時代だって、
がんで死ぬ人はある程度はいたはずなのです。
※がんになるまえに死ぬ人の方が多かったでしょうが

というわけで、いつものように前置きが長かった
ですが、本日は多様化の話。


最近、多様化って言葉が便利に使われすぎてません??

社会の多様化
市場の多様化
収益の多様化
多様化する事故、なんて記事もあった。

そもそも、人間は感情を持つ動物ですから、
もともと多様化していたわけで、今更なにを、
という気がしないでもありません。

社会が多様化したのは、単に社会が成熟して、
科学や経済が発展して、個別化、個別対応が
可能になっただけのこと。
元々多様化していたものに、器がやっと追いついただけ。

と、ここまで書いておきながら、私は今の日本は
究極の均質化(多様化の逆)社会だと思っています。

今や、人と違う意見や、ちょっと
反社会的な発言、はてはただの不道徳なだけの事案を
徹底的に叩き、潰していく社会。

ちょっとした差別的な発言とか、不倫をしたとか、
事故を起こしたとか、そんなことをいちいち
記者会見して泣きながら謝罪しなきゃいけない社会が
多様化ですと!?

ちゃんちゃらおかしい。

尖ったCMを作れば消費者(笑)からクレームを受けて終了。
文章のユーモアを理解せず、真に受けた市民(笑)によって炎上。
果てはトランプ大統領が母の日にtweet(笑)しただけで炎上。



とどのつまるところ、私が思う多様化とは

【他の意見を許容すること】

の一点につきると思うのです。

自分の意に沿わない発言があったとき、
「そういう意見もあるよね、でも私はそう思わないけど」
とみんなが言えることが多様であると思うのです。

みんなが同じ情報を見て、同じ意見を持って、
異なる意見を貶めるような社会は多様化してるとは
いえないと思ったわけです。

結果的に、「個人の意見です」とか、「保証はできません」という
言い訳をしなければならない。

そんなのつまんない。

あ、そんなつまんないメディアがあった。
ああ、テレビのことですよ。
ニュースとか、ワイドショーとか、バラエティとか、
全チャンネル同じ内容じゃないか。
同じ事件、事故、同じスキャンダル、同じ芸人とクイズ番組。
これ、4局も5局もいります??


何の話?

そう、多様化の話。

このブログでも好きなこと書きたいけれど、
※先日残念ながら亡くなったフリーアナウンサーの方の話、というかそれを取り巻くお馬鹿なメディアの話とか
たぶん変な反応を起こす人が多数いそうなので、
そこは均質化した社会のせいにして、
今リアルタイムに起きている多様化したダンピングの世界へ
没入しようと思います。

・・・という長ったらしいこの文章の内容は保証できません